青木新門さん講演会

今日もコラーレへ。
にいかわ観光圏(*)の特別講演会へ行ってきました。
*正式名称は、「富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏協議会」。

講師は、菅野印刷にもゆかりのある青木新門さん。
『納棺夫日記』の著者です。

本に書いてあって、または一連の「おくりびと」関連の報道で、
知っていることでも、ご本人の口から直接語られると、全然ちがう印象です。
気迫というか、熱のこもったお話が、胸に迫ってきます。

科学は、「科」=「わける」学問で、「生」と「死」も厳密に分けてしまったことにより、弊害が出てきたこと。現代は、まるごと(分け隔てなく)受け止める力が弱くなっていること。
「死」を知識(あたま)で受け止めてはいけないということ。

講演のなかで、宮沢賢治の「永訣の朝」が朗読されたとき、
とてつもない衝撃に襲われました。
教科書にも載っていた詩で、知っているはずのフレーズなのに、
打ちのめされました。
いままで「あたま」でしかこの詩を理解していなかったんだな・・・と
身をもって知りました。

とても濃密で有意義なひとときだったと思います。
『納棺夫日記』も、また読み返してみようと思いました。

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